社交ダンスはスタンダードとラテンアメリカに分けられます。中でもスタンダードの種目には比較的認知度が高いワルツやタンゴが含まれているので知っている人も多いでしょう。

しかしスタンダード種目には他にもクイックステップというものがあります。社交ダンスについて知らないという方は聞いたことがないという方もいるでしょう。そこで社交ダンスのクイックステップがどういったものなのか、歴史や特徴を紹介していきます。

社交ダンスのクイックステップの歴史とは

クイックステップは1920年代にチャールストンのブームによって生まれたと言われています。チャールストンとは1920年代にアメリカで大流行したダンスの一種で、現在でも最も有名なステップの一つです。チャールストンのステップは膝を閉じたまま、左右の足を交互に跳ねるという特徴があります。

そのチャールストンのブームの中で、フォックストロットのリズムをさらに早くしたものがクイックステップとなりました。フォックストロットはスピード感があるダンスの一つです。

ちなみにフォックストロットはその軽快さから世界中に広がり、イギリスでも流行りました。しかしイギリスでは、フォックストロットよりスピードがゆったりとしたダンスに発展したのです。これがスローフォックストロットが生まれた瞬間と言われています。

スローフォックストロットはクイックステップと同じで、社交ダンスのスタンダード種目の一種です。クイックステップとは対極の存在で、ゆったりとした曲に合わせて踊ります。社交ダンスをする人ならスローフォックストロットも踊ると思うので覚えておくと良いでしょう。

社交ダンスのクイックステップの特徴とは

社交ダンスのクイックステップは文字通りスピード感のあるダンスです。スタンダード種目には全部で5つありますが、その中でも一番の速さがあることから華やかさがあります。社交ダンスのスタンダード種目の中でも5番目に踊ることが多く、その華麗さからクイックステップは最大の見せ場です。

そしてクイックステップでは跳ねるステップもあります。社交ダンスにある他の種目でも、跳ねるステップはないのでクイックステップの大きな特徴です。

跳ねる・スピード感があるという以外に特徴はなく、基本的な動きはワルツと似ています。そのためイメージとしては素早いワルツといったところです。

早いダンスと聞くと社交ダンス初心者の方は難しいと感じるかもしれません。そのため苦手とする人もいますが、実際に踊ってみると高揚感があります。他の社交ダンスにはないような動きもあるので、クイックステップを踊り終えるとスカッとした気分になれるでしょう。

また社交ダンスで世界的に活躍するプロが踊るクイックステップはただ速いだけでなく、優雅さもあります。特に生でプロの演技を見た時は圧巻されるので、社交ダンスに興味があるなら一度協議会の様子を見てみるのも良いでしょう。

クイックステップの代表的な2つのステップとは

クイックステップはスピード感のある社交ダンスですが、ハーフシャッセとシザーズランという特徴的なステップがあります。

ハーフシャッセ

シャッセとはクイックステップだけでなく、ワルツやタンゴにもあるステップです。シャッセというステップは足を開く、閉じる、開くの3歩で構成されています。またテンポのリズムが早い、早い、ゆっくりというのがシャッセの特徴です。

そんなシャッセの中でもよりスピード感があるのがハーフシャッセと呼ばれています。ハーフシャッセは主にスピード感が求められるクイックステップの種目で使われますが、他の種目でも振付けによっては取り入れることもあります。

シザーズラン

シザーズランとは男性と女性が同じ方向を向いてるプロムナードポジションの状態で、両足を何回も交差ステップのことです。その足さばきがハサミのように見えることからシザーズランと呼ばれています。

シザーズランは軽快なステップで、社交ダンスのプロがシザーズランをすると、目が離せなくなるような足さばきにうっとりするでしょう。その優雅さからシザーズランに憧れるという人も多いです。

このようにクイックステップにはついやってみたくなるような軽快なステップがあります。社交ダンスをするという方はクイックステップに挑戦してみるのも良いでしょう。

まとめ

社交ダンスのスタンダード種目の一種であるクイックステップが生まれたのは1920年代です。そのスピード感のある動きから世界的に人気になりました。

クイックステップはその軽快な動きから一見すると難しそうに見えますが、軽快な部分も多いので一度クイックステップを踊ってみるとハマるかもしれません。競技会に出場しているプロのような華麗な足さばきを身に付けるためにも、社交ダンスを始めてみるのも良いでしょう。