みなさんこんにちは。今回の記事は、「社交ダンス初心者にみてもらいたいダンス動画5選〜タンゴ編〜」です。

社交ダンスには様々な種目がありますが、タンゴはスタンダード種目に含まれるダンス。タンゴを一言で表すのであれば、「情熱のダンス」ですね。スタッカートの効いた音楽に乗せて踊るタンゴはとても心を揺さぶられるものです。

タンゴは他のスタンダート種目に比べて動きが早いので、ホールドは他の種目に比べてもコンパクトに組んでいます。音楽もビートが効いた曲が使われることが多いので、ラテン種目に取り組んでいる人もタンゴが好きな人は多いのでないでしょうか。

それでは、社交ダンス初心者の人にぜひ1回はみてもらいたいタンゴのダンス動画5つを紹介していきます。

1.画面から情熱がひしひし伝わるタンゴ

社交ダンスといえば「優雅な踊り」というイメージを持っている人も少なくないでしょう。スタンダード種目の中でもタンゴは優雅という説明が少し当てはまらないダンスなのではないかと思わせてくれるのがこの動画です。踊っているのはMirko gozzoli-Edita
Daniute組です。2人はアマチュアの元世界チャンピョンでその後にプロとしても世界チャンピョンに上り詰めたカップルです。プロの社交ダンサーといえば、たとえタンゴであろうとどちらかというと優雅に踊るというイメージがあるかもしれませんが、このカップルは違います。パッションを前面に押し出し、とにかく感情的でアグレッシブなダンスをするのがこのカップルです。

2.スピード感がすごいタンゴ

次に紹介するのは、ワルツ編でもご紹介したBenedetto Ferruggia – Claudia
Koehler組のタンゴです。この2人のタンゴはとにかく疾走感が見どころですね。ほとんどのステップでスローカウントを使わずにクイックカウントで移動していく。タンゴは社交ダンスの中でもアップテンポなダンスになるので、そのような細かな動きをステップの中によく組み込むのですが、この2人のステップは全てのステップがクイックカウントなのではないかと思わせるほどに細かい動きが多いです。この動画の中にもありますが、ルーティンの最後には2人の代名詞とも言えるオーバーすぎるスローアウェイ・オーバースウェイ。Claudiaの頭が床につくのではないかと思うほどのシルエットです。

3.ルーティンがユニークなタンゴ

続いてのカップルはEmanuel Valeri – Kehlet
Tania組です。この2人も元アマチュア世界チャンピョン。EmanuelとKehletの特徴といえば、2人の身体能力の高さです。彼らもステップのカウントが非常に早く、さらに回転系のルーティンを細かいカウントで使います。普通であれば、回転系のステップをクイックカウントで多用すれば、身体が回転に負けて動きがぶれてしまったりします。身体能力の高い2人だからこそ、素早いステップであっても体がブレずに綺麗に見えるのでしょう。Emanuel-Kehletが他のインタビュー動画に出演していた際に、2人は相当な時間を体幹強化に当てているという話もしていたので、そのような努力があってのアグレッシブなダンスになっているようです。また、2人のダンスはどの種目であってもルーティンがとてもユニークです。他の選手には内容なステップを組み込んでいて、観ている人を魅了してくれます。そのユニークさの中にはKehletのネックアクションも含まれます。他カップルのパートナーに比べてKehletはネックアクションを頻繁に使っているように思えます。そのネックアクションがあるからこそ、スタッカートの効いたタンゴの音楽性を表現することができるのでしょう。

4.エレガントなタンゴ


さてここまではどちらかというとアグレッシブなタンゴを紹介してきました。「社交ダンス=優雅」という概念が少し変わってきたのではないでしょうか。ここで一回「社交ダンス=優雅」に戻りましょう。そのためにもVictor Fung – Anastasia
Muravyeva組のタンゴをぜひご覧ください。このカップルは長年Blackpoolのファイナリストとして踊り続けているカップルです。プロということもあり、どちらかというと踊りはアグレッシブというよりも丁寧に綺麗に踊るタイプです。ここまでの3つの紹介動画のあとにこの動画を見ると、ダンスに大きな違いがあるような気がしてきませんか。「Victor組は今までの3組と比べて静かだな」と思うのではないでしょうか。まさにそれがポイントです。2人のダンスはとにかく静か。アグレッシブに踊って、踊りのダイナミックさを見せていくというよりも、シンプルに、スマートにというようなダンスが彼らの特徴です。

5.息ぴったりの足技タンゴ

最後の動画はこれまたアマチュア元世界チャンピョンのSimone Segatori – Anette
Sudol組のタンゴです。このカップルは3の動画で紹介したEmanuel-Kehlet組と同じWDSFという団体に所属するカップルで、Emanuel組とも同時期に大会に出ていましたが、結果はいつもEmanuel組に次ぐ第2位。Emanuel組がターンプロしたタイミングで世界チャンピョンとなりました。Emanuel組と比べてみるとダンスの方向性が違うと感じるのではないでしょうか。Simone-Anette組はどちらかといえばスマートにタンゴを踊ります。アグレッシブさというよりも技の丁寧さで魅せるタンゴを踊ってくれます。そしてこの動画の中でぜひチェックしてもらいたいのは、彼らの足元での細かいステップです。2人の息の合った足技。あれだけ綺麗に息が合うカップルはなかなかいません。Simone-Anette組はすでに引退してしまいましたが、どの種目も丁寧に踊るカップルだったので、他の種目もぜひ見てもらいたいカップルの1組ですね。

今回はタンゴのダンス動画を紹介させていただきました。この5つの動画を見てもらうことで伝えたいことは、「ダンスは人それぞれで良い」ということです。ダンスに正解などありません。タンゴをアグレッシブに踊ろうと、あえて静かに踊ろうとそれは人の好みです。正解がないからこそ奥が深いのが社交ダンスの魅力です。あなたがタンゴを踊るのであればアグレッシブ派ですかスマート派ですか。ぜひどのようなダンスを踊っていきたいかをあなたのダンスパートナーを話し合ってみることも社交ダンスの醍醐味ですね。